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消えていった小さな命

カランコエ

今日は3月11日。
この日に書きたかったことがあります。
昨日の記事はその前段階として書きました。まだお読みでない方はできればまずコチラからお読みいただけると嬉しいです。

「多頭飼い」を始める前に、上記のこと以外にもうちょっと考えてみませんか。

まず、猫ちゃんの養育費について。

フードやトイレ用品などにかかる費用は、大容量パックで購入すると割安になる場合が多いので、購入費用は1匹から2匹になっても一概に倍になるわけではありません。
しかし、確実に倍になるものがあります。病院での治療、診療代です。

我が家では先月おれおが体調不良で、血液検査とエコー検査、レントゲン撮影で1日で4万円が飛んでいきました。結果、特に異常が見られなかったため、この4万円で済んだのですが、検査だけで4万円です。
病気が見つかったらここからさらに薬代、定期的な通院代、さらに定期的な検査代ともっともっとかかります。
この「数万円が飛んでいく」ということが倍になるのです。
そして我が家の場合、おれおが3歳、らんらんが1歳未満なので2匹が長生きしてくれると仮定すると約15年~20年続きます。

ペット保険の保険料も多頭飼い割引があるとしても、倍に近い費用がかかりますよね。

 

2つ目は、住環境について。

特に私のように賃貸住宅にお住まいの方がお困りになることが多いのではないでしょうか。

東京23区の場合、ペット可住宅は全物件の1割程度と言われています。そしてペット可住宅でも猫可の物件はさらに少なくなり、さらに多頭飼い可となるとそう簡単には見つかりません。

「猫の多頭飼い可」の物件を探すためには、家賃、部屋の広さ、築年数、駅までの時間・・・などなどいろんな希望があると思いますが、すべて理想通りの物件はまず無いと思っていた方が良いです。

もちろん引っ越しも早々できません。環境の変化が猫のストレスになるからなどということよりも、引越ししたくてもそもそも物件が他に簡単に見つかりません。

実際、私が部屋探しをしていたときに、不動産から「犬であろうと猫であろうと多頭飼い可の物件はほぼないよ」と軽くあしらわれました
なかなか物件が見つからなかったので、「家賃をもうちょっと高めに設定すればありますか」と尋ねると、「猫可、多頭飼い可の物件自体がそもそもないんだから家賃設定を上げても変わらないよ」とも言われました。

今の部屋が見つかったのは運が良かったの一言でした。それでも当初の考えていた条件をたくさん妥協してます。部屋探しが本当に大変だったので、当分引っ越しはいいやと思ってます。

 

ここでやっと今日一番言いたいことにたどり着きました

もう一つ考えてほしいこと、それは、非常時に猫ちゃんの命に責任をもてますかです。

私は一人暮らしです。自家用車は所有してません。
そんな私が何かあったときに一緒に連れて逃げられるのは2匹までと思っています。

非常時には自宅の大きめのリュック型のキャリーに2匹一緒に入れて背負うか、おれおだけリュックキャリーで背負い、らんらんは手持ちキャリーにいれフードとシーツなど入れた非常用袋と一緒に避難できると想定しています。

生活環境、生活スタイル、性別、体力など諸条件が違えば責任もって避難できる猫ちゃんの数が変わるかもしれません。避難するときの方法や使用するものを工夫するということでも避難可能数も増えるかもしれません。

猫ちゃんと暮らすことはその命に責任を持つことでもあり、たくさんの猫ちゃんと暮らすことは非常時にはそのたくさんの猫ちゃん全ての命を守る義務があります。

猫ちゃんの数日分のフードなどを一緒に持っていくことが必要なことも加味して、自分なら何匹、何キロまでの猫ちゃんと同行避難できるかなと自分にとって責任の持てる範囲を考えるというのも大事かなぁと思います。

 

結局は猫ちゃんの性格やご自分の生活スタイルなど、十人十色なのでオンリーワンも多頭飼いでもどっちでも良いと思います答えになってませんね?すみません(;^_^A

 

3.11 消えていった小さな命を想って

※画像の花「カランコエ」の花言葉は「あなたを守る」「たくさんの小さな思い出」だそうです。

 

 

 


杉並区・中野区・新宿区・渋谷区・世田谷区の猫専門ペットシッター「キャットシッターねころ陽」は猫のための「温灸」・「ハーブボール」の施術も行ってます。