今日のタイトル。なんのこっちゃ?と思いました?
これ、なんと東大の広報誌「淡青」の今回の特集タイトルなんです❣
ついに東大が広報誌で猫を特集するまでになったか☺
「東大」って名前を聞くと広報誌とはいえども、固そうでなにやら難しそうに思いませんか❓
しか~し心配はご無用。とってもユーモアがあり、面白い内容です。
巻頭から広報室長の「東大の広報誌にあるまじきテーマのゆるさ」と自虐的コメント?
中身はさすが東大???
『吾輩は猫である』から政治学を語り、歴史学、医学、美術史、経済学、考古学・・・と猫をテーマに様々な分野の話が(意外と⁇)分かりやすく書かれています。
特に宮崎教授の「猫と医科学」のページは是非とも読んでいただきたい!
去年、一昨年だったかな、「宮崎教授の研究グループが猫に腎不全が起こりやすい原因を解明、これによって治療法の開発につながり、慢性化のリスクを低下させ、ネコの健康寿命を大きく延長できる可能性がある。」との記事を読み、やったー!!!と大喜びしたことがありました。
だって、猫といえば腎臓病。もうこれは切っても切れない問題で、「いかに腎臓をもたせるか」が猫ちゃんと長く一緒に暮らすためのテーマのようなものでした。
それが、もしかすると宮崎教授グループの研究によって、近い将来「腎不全が完治する」という可能性があるというんだから、もう猫好きからすると涙が出るほどうれしい話ではないですか。
記事の中では既に宮崎教授はベンチャー企業を設立、来年から治験を開始。2022年に商品化を目指しているということ。
既に腎機能が低下している猫ちゃんにも有効なので、もしかすると現在一緒に暮らしている猫ちゃんもこの研究のおかげで腎不全の予防、または改善が見込めるかもです。
さらに記事内で、15歳と言われている寿命が30歳になることも不可能ではないと教授がおっしゃってるとのこと?
もぅ夢みたいな話ですよね。30年か~、おれおでもあと26年。いっぱい一緒にいられるなぁ。花見も26回できるし、お祭りも26回見られるし、26回お正月も迎えられるなぁ。。。?と今から楽しみでワクワクします❣
今回、宮崎教授がこの研究について、分かりやすく説明されています。
イラストも用いての説明なので、とても分かりやすいので、是非是非読んでみてください。
次に読んでいただきたいのは「猫と動物行動学」の行動診療についてですね。
最近は、大学の動物病院以外の町の動物病院でも「行動診療科」を開設しているところも見かけるようになりました。
「行動診療科」とは一言でいうと、問題行動について治療するところです。
行動学の専門知識を持った獣医さんが診てくれます。
「行動診療科」について、意外と知られてない方が多いのですが、ネットや「猫の飼い方」のような本だと一般的なしつけ方法や問題行動への対処方法しか載ってないので、専門の獣医さんに「一般的に」ではなく、「愛猫ちゃん」個人をきちんと診てもらってアドバイスなりをいただいた方が愛猫ちゃんもご家族様も短期間でHAPPYになるのではないかなと。もっと認知度が高まって、気軽に受診する人が増えるといいなぁと常々思っています。
個人的にはやはり理系人間のため、遺伝学や病理学のページは非常に興味深く読めました。
あ!あと考古学!なんだかワクワクしました?
最後の座談会の記事では「犬は役立つから研究されやすい、猫は研究しても役に立たなそう」とか言われて、にゃにをーーーーー?と憤慨したのですが、そのあと「犬みたいな従順な猫はちょっとね」とか「でも、役に立たないところから本当にすごいものが生まれるかもしれない」と話は着地。猫好きってやっぱり猫に似てツンデレなのかしら?
他にも東大キャンパス内の猫ちゃんの写真も載ってるし、各分野の記事を書かれた教授の猫ちゃんがそれぞれのページで紹介してあって、東大の教授って意外と猫飼い多いじゃん?となんだか「東大教授」ってだけで近寄りがたい雰囲気に思える人たちがなんだか身近に感じられました。
杉並区・中野区・新宿区・渋谷区・世田谷区の猫専門ペットシッター「キャットシッターねころ陽」は猫のための「温灸」・「ハーブボール」の施術も行ってます。